クリスマスが終わるのを、待っていたかのように。
私が大好きなアーティストがまた天国へと旅立ってしまいました。
2016年になってすぐに彼が。
デヴィッド・ボウイ 追悼記事 僕を大人にしてくれた偉大なアーティスト David Bowie
そして4月には彼が。
そして、今日。。。
ジョージ・マイケルが。
私が洋楽を聴き始めた頃、
イギリスのアーティストがヒットを連発する、いわゆる
”第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン”
という現象が発生してました。
当時、中学生だった、れでぃおは、
彼らのオシャレで尖った音楽に夢中になりました。
今でも頭の中でリフレインする名曲の数々
デュラン・デュラン「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」
カルチャー・クラブ「君は完璧さ」
トンプソン・ツインズ「ホールド・ミー・ナウ」
スパンダー・バレエ「トゥルー」
カジャ・グー・グー「君はTOO SHY」
ユーリズミックス「スイート・ドリームス」
ハワード・ジョーンズ「ニュー・ソング」
私が一番好きだったのは、ハワード・ジョーンズでしたが、
中学2年の時の誕生日に、
プリンスのパープルレインを贈ってくれた
女の子は、カルチャー・クラブのボーイ・ジョージに夢中でした。
でも二人とも、ワム!の曲は最も多く聴いてたかも。
なぜなら、ワム!の曲が圧倒的に
最も多くラジオでは、かかっていたから。
そう、ジョージ・マイケルは
ワム!のメンバーとして、2年間で、2枚のアルバムを発表します。
Fantastic(1983年) – 英1位・米83位
Make It Big(1984年) – 英1位・米1位
れでぃおが、14歳くらいで、
ジョージ・マイケルはなんと、まだ20歳になったばかりの頃です。
『Fantastic』の中に収録されている
「バッド・ボーイズ」を最初に聴いて、
れでぃおは、ほんとデタラメ英語でサビの部分を毎日、歌ってました。
最初の、「フッ フウウウー!!」 の声は
衝撃的でしたよ、14歳の男子には。
2作目のアルバム『Make It Big』は、
それこそヒット曲満載で、
- ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ
- 恋のかけひき
- ハートビート
- 消えゆく思い
- フリーダム
- イフ・ユーワー・ゼア
- クレジット・カード・ベイビー
- ケアレス・ウィスパー
1曲目と5曲目と8曲目がメガ・ヒットですが、
他の曲も全て素晴らしく、ハズレ曲なしの名盤です。
ちなみに「ケアレス・ウィスパー」は、
イギリス以外では、シングルがリリースされたときから
ジョージ・マイケルのソロとしてクレジットされており、
「恋のかけひき」は、次のアルバムの
『エッジ・オブ・ヘヴン』に収録された、
「ラスト・クリスマス」と両A面でリリースされました。
れでぃおが一番好きなワム!の曲は
アルバムタイトル曲の、「エッジ・オブ・ヘブン」かな。
ワム!解散の報道と一緒に聴いて
曲調も歌詞の内容も、
当時のジョージ・マイケルの少し疲れた気持ちが感じられ、
高校生になったばかりのれでぃおは、
たまらなく切なくなったのを、今でもよく覚えてます。
そんな名盤『Make It Big』が
ワム!時代のジョージ・マイケルのピークでしたが、
ワム!解散後の彼は、
そんな名盤を遥かに超える、
歴史に残る超名盤で、1987年に
ソロ・デビューしたのです。
それが冒頭の画像にジャケット写真をのせた、
『Faith』(フェイス)
なのであります。
87年の洋楽アルバムは歴史に残る名盤揃い
〈 87年度グラミー最優秀アルバムノミネート >
『ヨシュア・トゥリー』:U2
『BAD』:マイケル・ジャクソン
『サイン・オブ・ザ・タイムズ』:Prince
『ホイットニー2』:ホイットニー・ヒューストン
こうして見ると、
U2のボーノ以外は、みんな
天国に旅立ってますね。。。
1987年のグラミー最優秀アルバムは、U2です。
エントリー期間の違いで、
『Faith』は翌1988年のノミネート。
そして見事に、
その年の最優秀アルバムを受賞してます。
この『フェイス』の収録曲の、
「ハズレのなさ」たるや、
前述したワム!時代の『Make It Big』は
比較の対象にもなりません。
れでぃおが聴いてきた邦楽・洋楽を問わず
最も、名曲揃いのアルバムだと断言します。
- A面
- フェイス / Faith
- ファザー・フィギュア / Father Figure
- アイ・ウォント・ユア・セックス / I Want Your Sex (Parts I & II)
- ワン・モア・トライ / One More Try
- B面
- ハード・デイ / Hard Day
- ハンド・トゥ・マウス / Hand to Mouth
- ルック・アット・ユア・ハンズ / Look at Your Hands
- モンキー / Monkey
- キッシング・ア・フール / Kissing a Fool
1曲目の「フェイス」を聴いたときの
衝撃は、もうなんか凄すぎて。
あのイントロが流れてきたとき、
色んな高校生時代のちっぽけな悩みは、
その瞬間だけ、吹き飛んだように、
感じていたような記憶があります。
この8曲目の”サビ”のフレーズは、
今でもテンション高いときに、
頭の中で必ず流れます。
もう毎日のように
高校生の頃は、この『フェイス』を
カセット・テープが切れるまで
繰り返し繰り返し、聴き続けて、
車に乗り始めた二十歳の頃も、
いつもカーステレオには
この『フェイス』のテープは
乗せていました。
ファザー・フィギュアにも、
アイ・ウォント・ユア・セックスにも、
ワン・モア・トライにも、
ハード・デイにも、
キッシング・ア・フールにも、
主に失恋のシーンばかりですが。。。
どの曲を聴いても当時の想い出が、
鮮やかによみがえります。
ほんと、素晴らしい曲で
10代と20代のれでぃおを、
楽しませてくれて、
励ましてくれて、
驚かせてくれて、
考えさせてくれて、
ちっぽけな、いちファンとして、
心より、感謝します。
安らかに。
大好きなこの曲を最後に紹介して、
ジョージ・マイケルの追悼記事を
終わります。
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